おばあちゃんの古時計

2010年01月13日 23:53

今日は関東は風がびゅーびゅー強い一日でした。
そんな日にさぶい・・・と思いながら
旅行用の黒い大きめキャリーバックをえっさほいさと持って西荻窪へ。

バックの中身は私の部屋にある、古いゼンマイ式の振り子時計。
おばあちゃんの古時計だ。

おばあちゃんの古時計
一昨年に亡くなった母方の祖母の家には
私が小さい頃からこのゼンマイ式の振り子時計が
家に入ってすぐの居間に掛けてあった。

子供のころの私は、
家が商家で忙しかったため多くの時間を祖母の家で過ごした。
小さな頃の記憶にはいつも祖母とこの時計が共にある。

台に乗らないと届かないような
少し高い場所に掛けてあったこの時計のネジを
祖母は脚立に乗ってカリリ、カリリ、とよく巻いていた。
晩年は他の人に巻いてもらうことが多くなっていたけれど
やはり有名な時計の歌のように、
この時計も祖母が亡くなる日まで働いていた。

祖母が亡くなり祖母の家を片付けなければならないことになって、
ふと「ああ、あの時計どうするんだろう?」と
急にそれまで忘れていた時計の存在が私の頭の中に浮かんできた。
母に時計をどうするのか聞いてみると、
母の姉である叔母がもらおうと言っているとのこと。
それならそうかあ、とその場は過ぎたのだけれど
後日やっぱり叔母の家はマンションのため、
音がすると困るため掛けられないと時計は行き先がなくなることになった。

それならばと私は時計をもらうことにした。
なんというか、
最初からどこかに誰も引き取る人がいないならあの時計を
もらおうという気持ちが私の中にあったのだ。

さてしかし、変な話だけれど
もらったからその時計を使うということをまったく考えていなかった私。
まあ、でももらうって言ったからには
すっぽるわけにもいかないし掛けるしかない。

けれどいざ掛けてみてしばらくはまったく時計に慣れず、
落ち着かない日々が続いた。
しじゅうカチコチいってTVの音も聞きづらいし、
なんだか自分の部屋じゃないようでくつろげない。
時計の振り子を止めたり、戻したり。

外して止めるのも忍びないななんて思っているうち
一ヶ月、二ヶ月とたち、
一年がたった頃にはすっかりこの時計のカチコチが
自分の部屋で自然な音になった。
そんなころ時計は鐘を鳴らすのを止めた。

長年働いたんだ。
壊れて止まっちゃったんならもうそれでいいじゃないか、
とも思うものの今度は時計の存在に慣れてしまって
時計が止まっているとなんだか非常にものさびしい。

そういうわけで家から一番近い修理屋さん、
西荻窪のアンティーク屋さんに持って行くことに。
そうして時計をキャリーバックにつめてえっちらおっちら。
無事に時計を預けてこれました。
もうちょっとこの時計といっしょにいたい。
直るといいなあ。

2010/3/11無事に直りましたー。


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コメント

  1. kana | URL | -

    Re: おばあちゃんの古時計

    私の家にもこういう時計ありますよー
    ぜんまい式ではなく、おもりで動くものだったと思いますが。
    うちはあまり時計を使わないのと、
    音がなるので止めちゃってます。。。

  2. fuki・oomura | URL | -

    Re: Re: おばあちゃんの古時計

    kanaちゃん
    そうだよねー。
    音うるさいんだよ~、振子時計。
    私も最初はうるさくて仕方なかったんだけど
    慣れたら無いと落ち着かなくなってしまいました!

    それと私の場合、
    作業してると時を忘れちゃうのでタイマー代わりに
    うるさいくらいでちょうどいいのです。

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